最近、オンラインで知らない人とチームを組むゲームが増えてきたおかげで、
一部で必要になってきたのがゲームの予習。
決まった攻略法のあるゲームでは人に迷惑を掛けずに、
しっかりと連携をとるために予めネットで攻略動画を観たりしながら予習しないといけません。
・・・いつの間にか、そんな時代になってたのか。そして、モンハンにもその荒波が。
そう、あのモンハンが予習ゲーになったのです。
目次
ゲームに予習が必要
RPGのようなゲームには攻撃役、補助役、回復役、盾役といった役割がキャラごとに振られていることが多いですよね。
オンラインでゲームをするのが普通になった今では、そのうちの一つの役割を自分が担って、
皆で上手く立ち回る必要のあるゲームも増えてきました。
モンハンでもチームワークが問われる時代
ファイナルファンタジーコラボのベヒーモス戦
いきなり本題に入りますが最近、モンスターハンターワールドではファイナルファンタジー14コラボが始まりました。
ファイナルファンタジー14の敵キャラであるベヒーモスがモンハンに出てくるんです。
それぞれのやり方でとにかくモンスターをタコ殴りにするのが魅力だったこのゲームにも、
役割分担の波が押し寄せています。
ベヒーモスとの戦い方をざっくりと。
掻い摘んで説明すると、
- 普通にやると絶対に逃れられない一撃死攻撃(エクリプスメテオ)がある。
- 一撃死攻撃敵が落とす岩(コメット)の物陰に隠れないと死亡確定。
- コメットはダメージが蓄積されると壊れるので、守らないといけない
- 攻撃間隔が短いので回復役が即補助してあげないとメンバーによってはキツイ。
- 補助アイテムの閃光弾を使わないとそこらじゅうに障害物(ミールストーム)が現れてまともに動けなくなる。
- ベヒーモスの頭を攻撃し続けると一定時間一人を集中攻撃するようになる。
- 集中攻撃を受けている人が盾役になって、その間に皆で効率よくダメージを与えるのが良い
言い出すと他にも様々な決まった仕様や定石がありますが、
今までのように何も考えずにタコ殴りにするだけでは非常にリスキーで倒しづらいので、
ヒーラー、タンク、アタッカーの役割に分かれて攻略するのが公式から提示された攻略法となっています。
面白い?面白くない?
友達とやる分にはね。
実はこのファイナルファンタジーコラボ、
友達とワイワイやる勢とぼっち勢で評価がぱっくり分かれています。
友達とやると面白い
次はああしてみよっか、こうした方がいいかな、とか。作戦を立てられるわ。
お子様は知りませんが、そこそこいい年したらゲームで友達とガチ喧嘩することはないでしょう。
負け続けても次はああしてみよう、こうしてみようと皆で研究するのが面白いので、
チームワークが必要なことも、ここではよく働きます。
仲のいい友達と苦労して作戦を立てて、やっと攻略出来たら喜びもひとしおですね。
野良でやると面白くない
誰がどの役をするか打ち合わせもしてないし、
連携も取れないから大体グダるのよ。
「あ、この人閃光弾投げてくれる感じか」
「この人はヒーラーに徹する感じか」
と悟って何となくやるんだけど、
やっぱりキッチリ決めてないから上手くやりづらいわ。
仕返しされることもしばしばよ。
のしかかる責任が重くなった
大縄跳び
あるいは「大縄跳び」という揶揄もされてるわ。
それと同じで、ゲーム上で一人が少し立ち回りやタイミングを間違えると、
全員でクリア失敗してしまう状況を例えてこう言うわ。
幸い、現在のモンスターハンターワールドにおいてはそこまでの厳密さは求められませんが、
今まで特に何も考えなくても上手に敵の攻撃をかわしつつダメージを与えていれば勝てるゲームだっただけに、モンハンユーザーからは
「コラボはいいけどファイナルファンタジーのツライ所までコピーするな」
などと言った言葉も漏れているようです。
責任を負わなくてもいいチームは無い
つまり、何であれチームの構成員である限り目標の達成に各個人は寄与しないといけないんだ。
自分のせいで目標が達成できないと責められることがあるという点が
一人でやってる時と違うよね。
ゲームで責任とは、大袈裟っちゃあ大袈裟ですが、
遊びとは思えないほどガチでやる人もいるし、
うまくいかないと他人を責める人もいる以上、
責任感フリーではできないんですよね。つらいつらい。
役割を全う出来ないことも「戦犯」になった
今までのモンハンでいわゆる「戦犯」と言うと、
何度も死んでしまうプレイヤースキルの低い人、
もしくは何もせずにサボってた人のことを指す位でしたが、
ベヒーモス戦においてはチームワーク・役割分担が求められるようになったので、
悪とされる行為も増えました。
ざっくり言うと下記の通り。
- 必殺技を避けるために必要なコメットを壊してしまう
- タンク役じゃないのに敵の注意を引き付けてしまった
- ヒーラーなのに途中から攻撃に夢中
などなど、公式から提示された戦法があるからこそ、
それに従って役割を全うしないといけないし、
それが出来ないと戦犯になってしまう。
一抹の不安とモンハンの可能性
モンスターの仕様でここまでゲーム性が変わったんだよ。
ベヒーモス戦だけは毛色がかなり違うわ。
もっとも、上手い人が集まれば変わらずタコ殴りなんだろうけど。
今回のファイナルファンタジーコラボはファイナルファンタジー14のようなチームプレイのゲーム性をモンハンで疑似体験させるという意図もあって、こうなったようですが、
同じゲームをベースに、ここまで別ゲー感を出せるのは流石のアイデアだと思います。
上手い人でなければ、立ち回りを確立するまでにそこそこ死んだんじゃないでしょうか?
今回のコラボではアイデアの底力を見たと勝手に思ってます。
まとめ
チームプレイは友達とやると楽しいですが、
野良でやる人も多く、ボイスチャットをオンにしている人も極めて少なく、かつ戦闘中は忙しいモンスターハンターワールドにおいては、
戦いながら意思疎通するのが難しく、グダることも多いです。
更に更に、改善しようにもほとんどのチームは一度限りで解散。
また初対面同士で集まってイチから…
ぼっち勢からしたら拷問かもしれませんね。
でも同じゲームを遊びながら、まるで違うゲームのような遊びかたが出来たのは面白かったです。
まだやってない人は、最近PC版も出たので参戦してみては?