新入社員時代に半ば強制的に読まされたけど良かった本3選

読書_新入社員




新入社員の間って、ちょっと意識高くて、本でも読んで専門知識つけるなり自己啓発するなりしようか!と思うのですが、なかなか意外と本選びが難しい。そんな中で、私が新入社員時代に読書家の先輩に半ば強制的に読まされた本の中から、これは良かった!という厳選3冊をご紹介します。

まずは専門書よりも幅広く社会で使える本がおすすめ

前職で私は機械系の営業マンだったのですが、入社したての新入社員の間に技術的なことを勉強しておこうと思い、各種製品に関係ありそうな専門分野の本(超入門書ですが)を読み漁りました。読んだ結果としては、全然いりませんでした。

会社から勉強しろとか、資格を取れと言われているなら別ですが、そうでないならこの手の専門分野の本は2〜3週間も実務をすれば覚えることしか書いてないので、新入社員が予習として読むには時間が勿体ないです。機械系の本に限らずです。

なので、新入社員がこれからの仕事に向けて自ら何かしら勉強したい!と思うのなら、研修や実務の中でそのうち教えてもらえる専門知識ではなく、社会で幅広く使える本を読むのがおすすめです。専門的な知識は実際の業務や研修、先輩が教えてくれますが、社会で広く役に立つ技術や心得はなかなか体系的に教えてもらえる機会は少ないので、本から学ぶと良きです。

今回はそんな若手の社会人の役に立つ本をご紹介。実際に私が新社会人のころに先輩に「読んどけ💢」と言って投げつけられた本たちです。これがなかなか役に立つのでオススメ。

新入社員におすすめの本

社会人1年目の教科書

毎年入社シーズン前後になると本屋の目立つ場所に並ぶ名著。
若い会社員のバイブルになりつつある本書ですが、仕事の進め方、会社での立ち回り、勉強のしかた、キャリアアップのしかた・・・等々、これから起こることやすべきことにどう対処すればいいのか教えてくれます。
全50項に分かれていて、新社会人に必要な基本的な所はカバーしてくれます。

 

一部、意識高すぎでここまでしなくても・・・って項目もあるから、

受け入れる情報の取捨選択も必要かもしれない。
まあ、筆者と同じテンションで出世を目指すなら全部実践してみてもいいかもしれないけどね。
具体的に言うと、「カバン持ちはチャンスの宝庫」とか「新聞は2紙以上、紙で読め」とか「同期とは付き合うな」あたり。一部、筆者の個人的な意見が色濃いのから妄信するのはNG.でも、言ってることは理に適ってるし、新入社員の一番モチベーションが高い時期に読むとどんな風にこれから頑張るといいのか、具体的にイメージ出来て良いと思います。
社会人の基本を学びつつ、モチベーションにも繋がる良書。

 

人を動かす

タイトルからして、経営者や部下を持つ人が読むべき本と思われがちだし、実際そうでもあるんですが、新入社員にも大いに役立つ本書。言わずと知れたD・カーネギーによる歴史的名著です。
タイトル通り、人はどうすれば動いてくれるのかを心理学等学問的視点から考察します。仕事を「やらせる」のは人を動かすということですが、同じく、仕事を「やってもらう」にも人を動かす必要があります。
新人の間は自分だけで完結できる仕事の数が少なく、誰かに頼らないと仕事が終わらない場合がしばしばあります。そうした際に、人に命令出来ない立場の新入社員が先輩や上司に仕事の続きをお願いして、気持ちよく仕事を進めてもらうにはどうすればいいか?日々のそうした場面で使えるものの頼み方や相手のモチベーションの上げ方を教えてくれます。
営業する人も参考にできる本だよ。重い腰を上げてくれない面倒くさがりのお客さんを動かせる営業マンは強いよ。
私はもう一歩踏み込んで催眠術を覚えたい。

ロジカル・シンキング

ロジカルシンキングの解説本は入門書は近頃多くあるのですが、その中でも聖書的地位の本書。例えば大学のレポート提出時に「論理的に書け」と言われて、自分なりに順序立てて書いてみたりした経験がある人は少なくないはず。でも、これにもきちんと体系立てられた手法があって、それに従えば論理的に文章を書けるし、話すことが出来ます。
本書ではMECEという技術を中心に、広くロジカルシンキングを取り扱っています。
ロジカルシンキングと言うとお硬いイメージを受けるかもしれないけど、物事を整理して考えて、分かりやすく伝える技術だよ。
テンパったら話があっちに飛んだりこっちに飛んだりしちゃうから、参考にしようかしら。

おわりに

あまり気張らず、普段の業務をしっかり覚えていけば仕事なんて卒なくこなせますが、たまにはさっくり勉強して、仕事を効率化したり、うまく出来るようにするのも良いものです。最終的に自分を守ることに繋がりますからね。ではでは。