もっと女遊びしろよ、と説教するオヤジの言葉に耳を貸してはならない




新入社員が入社後しばらくして扱いに苦戦するもの、オヤジ。激動の時代を生きてきたオヤジ達はおとなしい若手男性社員にしばしばこう言うものです。「デキるようになりたかったら、もっと女遊びしろよ」と。これ、まともなアドバイスか?

 

女遊びをしろというオヤジ

女遊び

おとなしめの男性社員の皆さん、年配の男性社員から「お前はもっと女遊びしろよ!」と言われたこと、ありませんか?

業界柄、社風により様々かもしれませんが、私は死ぬほど言われました。またその話かよ、と思うくらい、飲み会や営業同行の度に言われました。

彼らなりに今の若者にこうなって欲しい、という意図からこういうこと言っちゃうようなのですが、こういうオジサンの言葉、耳を貸さなくてもいいと思います。あなたの周りでこのような為にならないアドバイスが横行しているなら、意図的にシャットアウトした方がいいかもしれません。

彼らからのメッセージ

オジサン社員からの糞アドバイス1位(当サイト調べ)に輝いた「もっと女遊びしろよ。」ですが、よく聞くと彼らも彼らなりに良かれと思って若手へのアドバイスとして言ってるんですよね。嘆かわしいことにね。

でも、ディスる前にまずは彼らの主張に耳を傾けましょう。

オンオフを切り替えろ

スイッチ

オンとオフを切り替えることは仕事の基本であり、オフを充実させることはオンを充実させることに繋がります。用事が無ければひたすら家に引きこもることが多い今時の若者はきっと充実した休暇(=オフ)を取れていないでしょう。

オフを最も充実させ、刺激的にする術はただ一つ、異性とのデートです。週末を計画的に女性と過ごすことで、休日は充実し、結果仕事にも身が入るようになります。

あと運動不足も解消できます。色んな意味でな。
最後の一行、消せよ
ちょっとちょっと!反論はあとだよ!まだ我慢して!

アグレッシブであれ

アグレッシブであれ

最近の若者はあまりナンパをしません。

異性に声を掛ける程度で二の足を踏むようでは、社内でガンガン意見を言うことは出来ないし、ビジネスチャンスに食らいつくことも出来ません。異性に食らいつけない若者はアグレッシブさに欠け、仕事中も引っ込み思案で役に立ちません。

エロオヤジの多い会社に入ると、必ずナンパ武勇伝を聞かされるよ。
最悪すぎる…

コミュニケーション能力を高めろ

コミュニケーション力

女を落とせない人間に、客を落とすことは出来ない。

営業は恋愛に酷似している。いかに自分を魅力的に見せるか、付き合うとどのようなメリットがあると思わせるか、そういった恋愛のシーソーゲームはまさに交渉術であり、ビジネスで必ず役に立つスキルである。

営業マンは一度は耳にするはず。「恋愛と営業は同じ」ってやつ。
おっさんに言われるとゾワッとするわね。



今の若者に通用するのか?

さて、おじさん達も単に「性の悦びを知れ」と言いたくて「女遊びしろ」と言っているわけではありません。

前述の通り、よくよく聞くとそれっぽい理屈の上での主張ですし、自分も女遊びの経験が仕事に活きた、と思ってるからこそ若者に女遊びを勧めてくるのです。

とはいえ、遊び人の彼らの言うことを従順に聞けばいいものでしょうか?引っ込み思案のあなた、明日からハチ公前でナンパしますか?それとも風俗狂いにでもなりますか?

泥んこまみれで仕事する時代でもなくなった

とにかく仕事は涙と汗!泥んこになって駆けずり回って、営業先では買って買ってと客の前で転げ回り、得意先と飲みに行って懐に入り、休日はゴルフに行ってそれから…

みたいな時代、ほぼ終わったんじゃないですか。

ネットで沢山の情報が手に入るこの時代に、アグレッシブさだけでは仕事になりません。勿論長所にはなり得ますが、女遊びをして無理やりアグレッシブで情熱的な性格になろうとする位なら、インテリを目指した方がいいのでは?

作りゃ売れる、あとはどんだけ足を使って客先を回るかだ!みたいな時代を生きてきた人はヤンチャな若手が好きだよね(事実を織り交ぜた偏見)。
残念だけど我が国の急成長、終わっちゃったのよね。

娯楽は変わった

エックスボックス

休日家に引きこもってるなんて人生損失だ!女でも作って外に出ようよ!

…とは言いますが、近頃家でも楽しい娯楽多いですよね。友達とボイチャ繋げてネトゲしたり、ネットで動画見て大笑いしたりして、個人的に楽しい休日を過ごしていても、これらの楽しみを知らない人からすれば寂しい寂しい引きこもりです。

ですが、疲れたなら休み中寝まくるのも良し。とにかく外出やデートだけが充実した休日の過ごし方ではありません。

休日、自分が充実したと思うなら、その休日に誇りを持たねば。
恋人がいないと充実してないなんてクソくらえよ。チッ

デキる人にも色んなパターンがある

ビジネスマン

おとなしい若手やアグレッシブさに欠ける後輩に、自分のようなアツい人間になってもらいたいと切に願う彼ら「女遊びオジサン」ですが、仕事がデキる人というのはアツくてアグレッシブで交渉上手な人だけとは限りません。

恋に興味など全くないクールなインテリはその頭脳で上手に仕事をこなしますし、ガチガチに専門知識を身に着けたオタクだって、その知識量で万人の役に立ちます。

色んなパターンの「デキる人」がいる中で、一辺倒に「女遊びをしろ」しかアドバイス出来ない彼らの言葉を、本当に聞くべきか?

答えは、否じゃ。

社会人は情報の取捨選択が大切です。自分に合ってないアドバイスなら、右耳から左耳へスルーしちゃって大丈夫です。女遊びしなくてもあなたは優秀な人間になれます(知らんけど)。

いや、仮に女遊びすることで一層開花しそうなら別にしてもいいかもしれませんが、トラブルや人間性の崩壊等について責任は持ちません。自己責任でどうぞ。

まとめ

人は、自分が経験した範疇でしか他人にアドバイス出来ません。色恋に興じて成功した人なら、色恋に興じろとしかアドバイス出来ないのは当然です。

問題は彼ら、アグレッシブに女性を攻略してきただけあって押しが強い。とにかく女遊びを勧める人って強引でしつこいんです(当サイト調べ:実際に出会った5人位を頭に浮かべながら書いてます)。

そんな時、無理に時代にも自分にも合わない方法で性格を矯正するような真似はしなくて良いと思います。だから、無理にチャラ男になろうとするのはやめよう、まじで。