新発売のANTHEM、つまらないってマジ?しばらく遊んだ感想を正直にレビュー!

ANTHEMジャベリン




先日、2月23日に大注目の新作アクションRPG「ANTHEM」が発売されました。発売前から評判が良く、注目度の高かった本タイトル。発売前からハードルが上がりに上がった影響もあり、ネット上には様々な感想が飛び交っているように思います。実際のところ、面白いのか?つまらないのか?気になっている方も多いと思うので、私が一週間やってみて良かった点、悪かった点をレビューしたいと思います。

アンセムとは

アンセム(ANTHEM)とは、BATTLEFIELDなどの人気アクションゲームを生み出したEAが開発した協力型アクションRPGで、二人称視点のアクションゲームなので、TPSという分類になります。銃や魔法(のような技)、拳なんかで人型の敵や野生生物と戦います。プレイヤーは装備を整えて自身を強化しつつ、オンラインで仲間と協力してより高難度のクエストに挑み続けます。PvEですね。PvP要素はありません。

フリーランサーと呼ばれるプレイヤー達は、アイアンマンのようなスーツ(=ジャベリン)を着て戦場に赴きます。本作品最大の特徴は空を飛べること。移動手段としてはもちろん、空中を浮遊しながら戦ったり、空から敵に強襲を仕掛けることも可能です。

アンセムの良かったポイント

空を飛べる

ANTHEMジャベリン

先述の通り、空を飛ぶことが出来ます。これがアンセムの一番の売りでしょう。結構なスピードで飛びます。飛びかた・スーツ共にまさにアイアンマンをイメージすれば大方相違ありません(?)。移動も爽快ですし、戦う場所として空中も利用できるので、今までにありそうでなかった飛行を駆使したアクションが目新しいです。とにかく爽快感があるので、一度飛んでみて欲しい。面白いです。

同じ空中の移動で言うと、最近ならスパイダーマンという良ゲーがありましたね。あれの移動が面白かった人にはおすすめかも!

参考:【PS4】スパイダーマンのニューヨークの再現度は?現実と比較してみた7選

グラフィックや地形の作り込みがスゴイ

グラフィックはさすがEAといったところで、非常にハイレベルです。自然の細かい造形物まで本当にしっかりと作り込まれています。

地形の作り込みもなかなかです。切り立った崖や滝、渓谷など、マップにはかなりの高低差があり、そのことが先述の空を飛ぶことを一層楽しいものにしています。

高低差のある地形が多く、グラフィックもハイレベルであることから、アンセムには多くの絶景スポットがあります。マップが広く、フリーモードでは自由に散歩が出来るので、土地勘の無いうちは飛んでいるだけで新鮮な景色を次々に見ることが出来ます。

様々な敵との戦い

アンセムには様々なタイプの敵キャラが存在します。
人型、鳥類、獣、虫、機械、大型モンスターなどなど
それぞれ攻撃に特徴があったり、有効な倒し方が違ったりするので、役割ごとにそれぞれが活躍するチャンスがあり、なかなか面白いです。
ずーっとストーリークエストを進めているだけでも、出撃のたびに違った敵が出てくるのでなかなか飽きがこないのは良い点でした。

役割ごとの連携

アンセムには4種類のジャベリンと呼ばれるアーマーが存在し、それぞれ特性が違います。これは他のゲームで言うところの職業ですね。

ヘビー級タンクのコロッサスは敵の注目を集めて盾になったり、機動力の高いインターセプターは遠方の狙撃手にいち早く対応したり、属性攻撃の得意なストームは倒しにくい敵を状態異常にして処理したり…

と、それぞれに得意な分野があります。同時に様々な種類の敵がワラワラと湧いて出てくるアンセムの戦いでは、マッチングした仲間と分担して敵を処理するのが効率的です。
厄介な敵を味方と連携して倒した時はなかなかスカっとするので面白いです。

また、同じジャベリンを選択しても自分のプレイスタイルに合わせて様々な装備の組み合わせを選択でき戦略の幅が広いことも魅力の一つです。



アンセムの悪かったポイント

序盤用語が意味不明

創世の讃歌、レリック、具現者、サイファー、センチネル…
出だしから当然のようにゲーム内世界の用語をガンガン使った会話が繰り広げられるのですが、全く意味が分かりません。一応用語集や世界観の資料を確認することが出来るのですが、初期から分量が多すぎて覚えきれません。読みきれません。

結果、しばらく誰と喋っても内容を2割程しか理解出来ません。異世界転生するとこんな感じなんだろうな、という体験が出来ます。

会話がつまらなさすぎる

用語が意味不明、という問題を向きにしてもNPCの雑談はくそつまらないです。ストーリークエストが終わるたびに新しい会話が用意されているNPCが何人かいるのですが、奴らの話は長い割にジョークやギャグのセンスが冴えている訳でもなく、かといってオシャレ・カッコイイ会話が繰り広げられる訳でもありません。

毎回会話後に「…で、何やったんや?」となるのは私だけじゃないはず。リアルな会話で世界観に深みを与えている…とも捉えられますが。ここは好みの問題でしょう。

日本語吹き替えが無い

字幕映画だって普通に観られるし、ゲームの音声が英語だろうがなんだっていい。と思っていましたが、これ、結構キツイです。というのも、敵の大群に囲まれて忙しく戦ってる間もバックで会話があって、字幕が流れている、という状況がしばしばあるからです。

字幕で映画を観ることは出来ても、殺し合いをしながら慣れない用語が飛び交う字幕を読んで理解することは至難の技です。会話の内容が入ってこないので、たまに今自分が何の為に何と戦ってるのか分からなくなります。まあ任務を進める上では問題ないんですけどね!

ブス

ANTHEM

洋ゲーの宿命といっても過言ではありませんが、人の顔が壊滅的です。特に女性。特にアジア系の顔はアジア人に恨みでもあるのかと言うくらい徹底的にブスです。一応のキャラメイクも性別と顔を選ぶだけ出来るのですが、美女は一握りです。男の方は分かりません。

モンハンワールドみたいに激カワ美女を操作出来ると思っちゃ駄目です。まあ拠点では一人称視点になるし、クエストに出るとアーマー(=ジャベリン)を着込んでいるので自分の顔はあまり見る機会無いですが。

バグがまだ多め

最近のリリースしたてのゲームの宿命であり、これからアップデートで徐々に改善されるとは思いますが、バグがやや目立ちます。PS4版はリリース2日目で10ギガバイトのアップデートが入るという珍事もありました。

ちょくちょく回線が切れるのに加え、ジャベリンの配色を変更したのにも関わらず出撃すると一瞬全然違う色になったり持っていたはずの武器が突然消えて、ふとした瞬間にまた返ってきたりします。随分進めているのにフレンドのパワー(強さの指標)表示がいつまでも初期の3のまま、という珍事もありました。



まとめ:結局どう?

良い点もあれば、もちろん悪い点もありますが、個人的には総合的に見ると今回のアンセムは買ってよかったです。
かなり楽しめていますし、今後も長く遊べそうな印象です。

アクションの爽快感がかなり高く、飛ぶ、敵を倒す、という根幹部分がとても良くできている印象です。たまにジャベリンの種類、つまり職業を変えるとまた別ゲーのようになるので、プレイスタイルが多様なのも良いところです。

前評判がかなり高く、ハードルが上がりに上がっていたので、期待はずれで残念だった、という評判もややあるようです。また、同じアクションRPGの「デスティニー」の完全上位互換を求めていた人にとっても、少し思ってたのと違うといった感じに口コミで言われている印象です。

実際のところ、めちゃ面白いのでぜひぜひやってみてください〜。