インスタグラムのいいね・フォロー自働化ツールはもう使えないかもしれないね。世知辛い現状をレポート




インスタグラムのいいね・フォロー自働化ツールはもう使えないかもしれないね。

私は仕事柄、10個程のビジネス用のインスタグラムアカウントの中の人をやっているのですが、いいね付けやフォロー管理を合理化する為に自動でいいね・フォローするインスタグラム用のツールを使用しています。

ただ、近頃インスタグラムの規制が厳しくなり、このやり方にもやや限界を感じ始めています。10個のアカウントを運用していて、自働化ツール界隈に今何が起こっているのか。詳しくお伝えします。

そもそも本来はアウト

SNSは本来ユーザー同士のコミュニケーションの場として運営されているので、そもそもそのコミュニケーション手段である「いいね」や「フォロー」といった行動を自働化することは運営の意図に反するグレー、もといブラックな行為であることは先に述べておきます。

これまでインスタグラムは自働化ツールの類に直接手を下すようなことはしていませんが、高速で作業させすぎているアカウントに関しては個別にツールを使用しているアカウントに対し規制を加えることでこれを抑止していました。

とは言え、やり過ぎなければ黙認されている節もあります。これが2019年8月終盤に差し掛かって、一回り規制を受ける基準が高まったように感じています。



4アカウントが一斉に規制

ツールを使用した際の初動は規制、と言うよりはパスワードの変更を求めてツールとの連携を解除させようと働きかけてきます。実際にはこのような画面が表示されます。

こうなるとパスワードを変更するまで何も出来なくなります。
8月終盤に差し掛かり、運用している約10アカウントのうち4アカウントが一斉にこの状態になりました。正直クソビビりました。

これまで相当暴走させるとこの画面が出ることがあっても、一斉にきたのは初めてでした。

素で奇声あげちゃったよね。規制だけにな。
・・・・?

各種ツールにも影響が

いいね・フォローの自動ツールは複数ありますが、代表的なツール達にも影響が出始めています。

#Likes

現在度々動作が停止します。規制のため仕様的にデータ連携がしづらくなっているのか、慎重に動作するようになっているのか、内部的なことは定かではありませんが、明らかに以前よりも動作が途切れ途切れになっている印象。
運営側も事態を把握しており、現在改善を図っているとのこと。

HashLove

現在新規のアカウント登録が出来ない状態。規制強化に伴ってツールの仕様を調整中とのこと。果たして復活を成し遂げる日は来るのか?いや、キツイだろうな。。

それぞれこれまでは機嫌よくいいねを付けまくり、フォロー・フォロー解除もスムーズに動作するインスタグラムツール界隈では安い割に信頼性が高いことで評判のツール達でした。
今現在はこれまでのように動かせない、新規のユーザーに案内出来ない状況に追い込まれています。

※※2019/09/03追記※※
hashloveは9/30にサービス終了することが決定したようです。

SNSとかプラットフォームに依存したサービスは仕様変更の煽りをもろに受けるよね・・・
沢山のSNS関連の解析ツールや自動化ツールのサービス終了を見て来たけど、いつも何とも言えない気持ちになるわ・・

今後また使えるようになるか?

たぶん無理でしょwww
規制強化する動機はあっても、緩和する動機は強くないはずです。割り切ってツールで集客していた企業アカウントが今後運用が難しくなり、インスタグラムのビジネス利用が鈍る可能性もありますが、問題視するほど大きな影響はないでしょう。

それよりは本来の運営目的・ポリシー・ガイドラインを守ることの方がよっぽど大切であるはずです。

私がインスタグラムの運営側でも同じことを考えます。だから、だから、たぶんこれからインスタグラムの自働化ツールはどんどん使えなくなると思われます。今現在ツールだけに集客を頼り切っているアカウントは運用の仕方を見直す時が来たのかもしれませんね。



今後どうインスタグラムを運用するか?

正直ツールの力は偉大でした。夜なべしていいね営業してくれるだけでもいくらかフォローが返ってくるので。
ただ、もう何もせずにフォロワーが増える夢の世界は終わります。突然こんなこと言ってごめんね。でも本当です。

ならばビジネスアカウントはこれからどうすべきか?考えていきましょう。

キャンペーンを打つ

ビジネスアカウントにとってフォローツールに次いでフォロワーを増やしやすいのはSNSキャンペーンですね。中でも「フォロー&いいねで貰えるプレゼントキャンペーン」の類は特効薬としては十分です。
コンテスト形式など、凝ったキャンペーンはフォロワーが多ければ盛り上がりますが、成長過程にあるアカウントはシンプルなキャンペーンを小出しにすると良いでしょう。

そろそろ写真の撮り方を覚える

本当に基本に立ち返る感じですが、大事。
そもそもインスタグラムって写真で殴り合うSNSですから。写真のレタッチなども出来るようになれば尚良しです。ひと目見て「しょぼい」と感じるフィード画面を持つ企業アカウントに生き残る道は正直無いと言っても過言ではありません。

画像にひと手間加えて投稿する

少しタイトルなどの文字入れをする、全投稿に共通の枠などを付ける、グリッド投稿を織り交ぜるなど、ちょっと他がやっていない編集や加工を投稿画像に加えるとややユーザーからの反応が良くなります。

手動で戦い抜く

手動でいいね&フォローをしまくるのも手です。ツールほどの数はこなせないかもしれませんが、100いいね位までならいいね規制を受けずに立て続けに付けることが出来ます。
1日30分も使えば結構な数をこなせるので、気合のある方にとってはこれが一番自動化ツールの代用に近い手法になるでしょう。

勉強をしろ

インスタグラムで成功する方法は業種業態によっても様々ですが、SNSでこうすればある程度は良い評判を得られる、という王道の手法はきちんと確立されつつあります。

だから、たぶん今こそ改めて実践的なSNSマーケティングというものを馬鹿にせずに覚えておくのが良いかと思います。

この辺に私がきちんとおすすめ出来る書籍を貼っておきます。あとはお好きにどうぞ。

まとめ

合理的に、作業的に業務上でインスタグラムを活用している方にとっては世知辛い時代が到来したって感じですね。
まあ、パスワードの変更を強要されても1回や2回ならすぐにはアカウント凍結なんて事態にはならないので(今のところは)、
注意されたら都度パスワードを変えて再開、という繰り返しでもまだ少しはこれらのツール類使えるかもしれません。
ただし、リスクは承知のうえでやることです!

まあ、今後はこれに代わるホワイトな手段で運用していくのがベストではあるでしょう。