全自動で部屋中を掃除してくれるロボット掃除機。アイロボット社のルンバを筆頭に、ルーロ、ココロボ、ミニマル等々、今では様々な機種が存在するわけですが・・・
このロボット掃除機、どんな部屋にも100%対応出来るわけではありません。買ったはいいものの自分の部屋ではうまく動いてくれない・・・という失敗を避ける為にも、購入前にあなたの部屋でルンバを初めとするロボット掃除機が使用できるか、確認しておきましょう。
目次
ロボット掃除機が使えない部屋ってどんな部屋?
ロボット掃除機が苦手とする部屋の条件は様々あります。どんどん賢くなっているとはいえ、ドジッコなところは今でもドジッコと言われており、行動不能に陥ったり迷子になったり、自ら故障してしまう事故も多々発生しているようです。
ルンバ等が使えない部屋の特徴を順に見ていきましょう。
床に物が多い
これは誰でも想像がつくでしょう。当然ながら人のように物をどかしながら掃除することが出来ないので、床に障害物が多いと使い物になりません。
現在床に物が散乱しているのであれば、ルンバが掃除出来るように床に物を置かないライフスタイルに変える必要があります。
購入する際は、各機種のサイズを見て、きちんとロボット掃除機が通れるスペースが確保出来るか確認しておく必要があります。
迷路のようになっている
本当に迷路のような部屋に住んでいる方は少ないかと思いますが・・・笑
ちょっとした障害物も、沢山並べばロボット掃除機にとっては立派な迷路になります。
たとえばソファ、椅子の脚、テーブルの脚、家具等、別に散らかっていなくても様々な障害物が混在し、ルンバ等のロボット掃除機にとっては十分迷宮のような構造になっている部屋もあるかと思います。
各機種が通れるスペースを確保していれば、通れることは通れるのですが、右にぶつかり、左にぶつかり、大混乱の末最終的に帰れなくなって行き倒れるケースが多々あります。
床の物を整理するだけでなく、場合によっては家具の配置などもルンバに配慮した形に組み替える必要があるかもしれません。
コード類が散乱している
これも「床に物が多い」の一つとも言えますが、コード類の配置も要検討です。
太いコードが敷かれているだけなら平気で乗り越えることが出来ますが、例えばスマホの充電ケーブルが放置されていたりすると、先っぽを吸い込んでしまって、見事に一本釣りされた状態で立ち往生するケースもあるとのことです。
ただし、メーカーもこの問題については対策を打っており、最近のロボット掃除機には「からまり防止機能」が付いていたりします。
このような機能が実装されている機種だと、物を巻き込んで異常を感知した際にはブラシを逆回転させて再稼働するように出来ています。
段差がある
ルンバを例にとると、2cm程の段差は乗り越えることが出来るのですが、それ以上の段差があると乗り越えることが出来ません。
また、段差から落ちてしまうことにも注意が必要です。通常、故障を防ぐために高所からの落下はしないようにセンサーが取り付けれらているのですが、落差がそんなに大きくない場合にはそのまま飛び降りてしまうケースも稀にあるとのこと。
そうなると、もとのお掃除エリアに復帰できなくなるので、ホームベースまで帰ることが出来ず、そのまま行き倒れることになります。
赤ちゃんがいる
家族全員がルンバと仲良く共存出来るかという点も重要です。
これは私の姪っ子の話ですが、ルンバを初稼働させた時から、とにかくルンバにビビり散らしていました。
動いていなくても近づくことすら出来なくなり、私の姉によると一時生活がままならなくなったとか。
すぐに慣れると思って数日使い続けたものの、姪とルンバは一向に打ち解けることが出来ず、結局ルンバがお蔵入りになったそうです。
数年経った今はもう怖がらないので、やっと使えるようになったとのこと。
子どもが怯えて使えなかった、という例がレビューでも多く見受けられますが、中には子供が面白がってちょっかいをかけまくったことによっていとも容易く破壊されてしまった、という報告も上がっています。
ペットがいる
ペットも赤ん坊同様、ロボット掃除機と共存できるかが問題になってきます。赤ん坊よりも力が強く、制御が効かない場合があるので、ペットの方が用心すべきかもしれませんね。
また、ペットに関しては問題点はそれだけではありません。間違って糞尿吸い取っちゃう問題があります。
ペットがきちんとトイレで用を足してくれず、フロアでうんちをしてしまった時、おしっこをしてしまった時、そんな時もルンバは真面目にお掃除をします。うんちを巻き取ったブラシをガンガン回転させて、フロア中を巡ります。
当然うんちのカスが部屋中に拡散されることになります。考えただけで地獄。
また、おしっこを吸ってしまうのも故障に直結するので大問題です。
絶対に傷つけられたくない物がある
非常に大切なものがある部屋の掃除はロボット掃除機に任せない方がいいでしょう。
最近の機種は改良が進んでおり、昔のロボット掃除機程物にガンガン衝突することは無くなったようですが、それでも隅々まできちっと掃除をするために家具のきわきわを攻めている時に衝突したり、擦り傷をつけてしまったりするようです。
一部のラグやカーペットとは相性が悪いこともあるので、むしられたくない場合は要検討です。
自宅で使えるかレンタルで試すのがオススメ
ここまで聞くと「うちのここの段差、大丈夫かな?」とか、「ここの間もちゃんと掃除出来るのかな?」とか、色々気になってくると思います。
なかなか高い買い物でもあるので、購入まで踏み切れないことも多々あるでしょう。
そんな時は家電貸し出しサービスのRentioの利用がオススメです。
機種によっては半月数千円でレンタルすることが出来るので、レンタル料金の安い機種を借りて、最低限きちんと稼働するか確認した上で実際に購入するのはハイエンド機種、みたいな使い方をしてもいいと思いますし、そのまま惚れれば追加入金で買い取ってしまうことも出来ます。
まとめ
実はどんな環境・家庭でも使用できるという訳ではない、ルンバを初めとしたロボット掃除機たち。
場合によってはある程度使える環境を整備する必要もあるので、購入前には自宅の部屋がどのような状態か、よく考えて検討しましょう。
その上で、使えるかどうかちょっとグレーゾーンだったら、一度レンタルして実際に動かしてみると手っ取り早く確実な判断が出来るかと思います。